「最後までありがとうね」

宝塚では推しのことを昔からご贔屓、ご贔屓様と呼びます。

 

そうそう、私根っからのヅカファンなんです。

 

 

ゴリゴリのヅカオタであり、

つい先日贔屓が退団して心身共にヨワヨワの私から、

私を含めたオタクの皆様に送るメッセージです。

 

 

「推しは推せる時に推せ」

耳馴染みのあるこのフレーズですが、2021/12/26、ご贔屓の退団公演の千秋楽、

胸が痛くなるほど実感しました。

宝塚は秘密の花園的な部分が多々あるので詳しくお話しできないことも多いのですが

私とご贔屓について、お話させてください。

 

ざっくり私のヅカオタ歴を話しますと、

初観劇は3歳、初お茶会は14歳、という根っからのヅカオタです。胎教が宝塚でした。

 

そして、私がご贔屓を知ったのはまだ小学3年生。

応援しはじめたのは中学生でした。

文章の拙いお手紙、荒が目立つ手作りの封筒、贔屓にとってはやっすいであろうプレゼント、それでも贔屓は「かわいい〜!ありがとうね☺️」と受け取ってくれて。

高校生からは入り出待ちをするようになって、「今日学校ないん〜?」「今日観劇するん??」

贔屓が私のこと覚えてる、、、としぬほど嬉しかったです。

 

贔屓の沼、というか花畑に住んでました。

愛が深まるよりも広がるっていう表現のほうがしっくりくる。

 

そんな日々も大学受験で一変し、受験が終わっても大学時代は忙しくてまばらにしか贔屓に会わなくなりました。

そしてこのご時世で更に贔屓に会えなくなり、

そんな中、贔屓が宝塚歌劇団を退団することが発表されました。

退団公演は時間とお金とチケットの許す限り通おうと決め、ムラ(宝塚市の劇場)には足を運べなかったものの東京宝塚劇場には休みの度に通いました。

 

やっぱり贔屓が好き。

ただ技術を見せるのではなく、

娘役として華やかに美しく踊る姿も

唯一無二のあの声も

チャキチャキの関西人だけど真面目すぎて悩んだりするところも

挙げたらキリがないくらい好き。

 

私の青春、でした。

 

タカラジェンヌは終わりがあるから美しい」

という言葉があるのですが、

千秋楽に向けてどんどんキラキラしていく贔屓は本当に発光していました。

 

この美しさは滅びの美学のような束の間にしか輝けない儚さでもあって、

ゴールに向かって全力で駆け抜けるランナーのような有終の美でもあったように思える。

綺麗だったなぁ。

 

でね、退団のパーティーに出席させてもらったのだけど、

お見送りの時に中学から10年弱、最後まで応援できてよかった旨を伝えたら

 

「昔はこんなちっちゃかったのにな、、

最後まで、ありがとうね☺️」

 

贔屓を応援してよかった。

この人が贔屓でよかった。

でも忙しいを理由にして自分から会いにいかなかったのも、手紙をあまり書けなかったのも悔いが残ります。

 

だから、

まだご贔屓を、推しを推せる人には思いっきり推してほしい。

 

推しが異性だったり、その人への想いは十人十色なので、推さなきゃよかったとか、応援した時間が無駄だった、なんて思う日が来る人もいるかもしれない。

 

例えば、もし明日応援している人が結婚したら。

贔屓だったらものすごく嬉しいけれど、それは彼女が女性(同性)だからだよね。

如恵留くんが明日結婚したら、贔屓と同じ気持ちでおめでとうを言える気がしません。

 

でもね、されども、

自己ベストを尽くして如恵留くんを応援したい。

愛した日々に偽りはひとつもないから。(ものすごくくさいけど贔屓が昔出演した舞台の台詞です。)

 

読んでくれた皆さんが

応援してよかったと思える人 のことを、

全力で応援しきれますように。

 

そして私もいつか、

応援してよかった!やり切った!と

胸を張って言い切れますように。

 

以上、贔屓が退団したヅカオタからのメッセージでした。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。

 

最後に、ご贔屓様のこれからの新しい人生が誰よりも幸多きことをお祈りします。

 

ビバ贔屓!ラブ贔屓!

 

Yours ever,

 

January 11st, 2022

 

Ri

 

P.S.如恵留くんが好きな人、恐らく宝塚を好きになる人が多いと思います。

ご贔屓は退団したけど、まだまだ宝塚ファン続けるので、

沼にハマりたい方、実は私宝塚も好きだよ!という方、待ってます☺️